リゾ婚は挙式をするチャペルやレストランを、もよりの式場からではなく海外などのリゾート地で選ぶという挙式方法です。
リゾ婚は別名「リゾートウェディング」ということもあり、海外リゾート地や国内の有名観光地での非日常的な美しい景色や建物を舞台で行うことができる点が人気の点となっています。
リゾ婚はかつては芸能人やセレブなど一部のお金持ちのカップルがするものばかりと思われてきましたが、現在では円安や格安航空会社の登場などにより、一般的にも多くの人が利用できるようになってきました。
リゾ婚のよいところはやはり非日常的な景色の中で行う記憶に残るウェディングができるところであり、また挙式後に出かけるハネムーンを同時に行うことができるという点でもあります。
またリゾ婚では海外や国内観光地という遠方に参加者を招待する形をとるため、式に出る人が非常に限定された親密度の高い式にすることができます。
近くでの挙式の場合には、友人の誰をどこまでの範囲で呼ぶかどうかや、仕事関係の人脈はどのようにして席次はどう決めるかといった人間関係上の悩みがついてまわるものですが、リゾ婚なら家族や本当に親しい友人だけの心から御祝いされる式になります。
一方でリゾ婚のデメリットとなるのが費用面の問題です。 一般的な挙式方法の場合、総額として必要になる金額は平均で300万円近くとなります。 そこにいただくご祝儀の額で埋め合わせをしていくことになりますが、それでも新郎新婦それぞれ100万円くらいずつは捻出しなければいけません。
リゾ婚の場合、全く二人だけで行うのであれば数万円～数十万円程度ですみますが、親族や友人などを招待する場合にはどうしてもホスト側が全額負担をしてご招待するという形になってしまうので、滞在する日数によってはかなり高額の負担が生じることになってしまいます。
また挙式にはやはり大勢の人を呼んで祝ってもらいたいと考えているのであれば、残念ながらリゾ婚では叶えることができないかもしれません。
海外などでのリゾ婚では集まる人たちに遠方まで出かけてもらうことになるので、日程合わせが難しく本人たちだけの希望で挙式の日付を決めることができないという問題も生じてしまいます。
年配の親戚などの場合には、海外などでの挙式なら出席はしたくないというふうに考える人がいるかもしれません。
リゾ婚を選ぶかどうかは、従来型の挙式では自分たちの希望がかなえにくいと感じるカップルにより適しているといえます。 よい点、悪い点を踏まえどちらがより自分たちに合ったスタイルであるかを結婚後の生活を意識しつつ考えていくようにしてください。
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